《食べ物を大切にするという姿勢が食の安全を守ってきた》
湯船1杯分もの水を使って作られる天ぷらうどん。大量の石油を使い何千キロもの距離を運ばれるマグロ。工場の中で日光を浴びずにLED(発光ダイオード)で育てられる野菜。交配方法の進歩により20万頭をこえる牛の父親となった種牛。遠足にコンビニ弁当をそのまま持たされる子ども。海を泳ぐ切り身の魚や4本足の鶏を描く子ども。現代人の“食”はこのままでいいのでしょうか?
イネなどの植物の遺伝子を研究する著者が農業と環境の関係の歴史を紐解き、さらにそれをもとに食のあり方について書いたエッセイをまとめた一冊。
【食の環境負荷】【今どきの食】【ハイテクと食】【生物多様性と食】のカテゴリーに分かれており、食をめぐる様々な問題点が提起されています。
世界の情勢や便利になりすぎたための極端な事例など、とても考えさせられる内容ばかりです。
食を考えるきっかけとして、一つの考え方として、興味深い内容が盛りだくさん。最も身近で大切な食について一緒に考えてみませんか?
■セット内容
穣りみそ、
塩こうじ、
みそだれ、梅漬(塩味の効いたシンプルな梅漬です)、「食を考える」一冊